総合工程管理の取り組み
精米HACCPとは、食品の安全確保の国際標準であるHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)手法に基づき、精米工場において、精米の安全を確保し、品質管理、衛生管理、汚染防御管理を行う総合工程管理の取り組みです。
- 会社名
- 株式会社フジタ精米人
- 工場名
- 第4工場・第6工場
- HACCP認定日
- 2018年9月5日
- 認定No.
- H38005
フジタ精米人は2002年に他社に先駆けてISO9001(2000年版)を取得し、品質管理を徹底してきました。その長年培ってきた経験をいかし、2018年9月に北播磨地区で初(兵庫県内で5番目)となる精米HACCPの認証を取得致しました。
①主食米向上のメインエリアを準清潔区域として、屋外・玄米ラインを汚染区域としてエリア分けすることによって、汚染区域の汚染を準清潔区域に持ち込ませないように出来るので準清潔区域の衛生度が向上しています。
②仕入れから商品出荷までの工程で発生する危害を予測、分析します。
各工程で異物除去等の対策をし、必要があれば記録をつけます。
③製造工程の最終にあたる工程にCCP(注意深く管理する工程)を設定することによって製品に異物が入るのを防ぎます。
CCPは最も重要な工程となるため日々のモニタリングや、機械の点検、記録に至るまで厳しく管理されています。
精米HACCP取得後は工場内をエリア分けすることにより、取得前と比べて工場内の衛生度が格段に向上しています。そして、危害要因の分析と最も重要な工程を徹底的に管理することで製品内に異物が入る可能性を極限まで抑えることが可能になりました。 また何よりも、HACCPチームを主軸に、全社員を挙げて精米HACCP取得を目指したことにより、全社員が従来よりも6S(整理・整頓・清掃・清潔・躾・信念をもって継続する)に対する意識が変わっていったことが非常に大きいと思います。

工場内清掃の様子

工場内清掃の様子

※全社員を巻き込んだ取り組みは神戸新聞北播磨版にも
掲載いただきました。