株式会社フジタ精米人は、
昭和23年に創業社長藤田健二郎が今のコイン精米機の機能と同じ賃搗き加工の業から
スタートし、今年で創業70周年を迎えました。
今では主食米から原材料米の集荷・加工・卸まで幅広い分野で活躍し、
日本人の主食と日本の食文化を支え、発展してきております。
1948~1974創業期
- 1948
- -米の賃搗き加工業者として事業を開始する。
- 1951
- -精麦を開始する。
- 1962
- -食生活の変化から
精麦業が不振をきたしたため、それまでの精麦機を利用してくず米とう精に改良研究を開始する。
- 1970
- -醸造用精米機を購入し酒造原材料の研究を開始。独自の機械を開発するに至る。
1975~2007成長期
- 1975
- -6月28日、
藤田精米精麦株式会社として会社設立。
この年、玄米胚芽の取り出しに成功する。
- 1977
- -加古川河畔に第2工場を設立し、
第一歩を踏み入れる。
- 1980
- -玄米胚芽エキス抽出に成功し、
翌年「ハイル」としての販売を開始する。
- 1981
- -醸造原料の多様化に伴い、米穀粉の製造を開始する。
- 1982
- -第2工場北隣接地に低温貯蔵倉庫を建設する。
- 1985
- -第2工場南隣接地に原料倉庫を建設し、
翌年選別工場としてもラインを整える。
- 1986
- -より良い品質を求めて湿式米穀粉製造ラインを設置する。
- 1987
- -主食業界への第一歩として
OCライス販売の研究を開始する。
工場同敷地内に本部事業所を建設する。
- 1988
- -小売業許可を取得し、
OCライスとして主食米小売を開始する。
- 1991
- -神戸市西区伊川谷に
直営店のOCライス神戸西店をオ-プンする。
- 1993
- -輸入調整粉の取扱いを開始し、
第2工場内に分離ラインを設置する。
- 1994
- -食米の精米力アップのため第4工場を建設する。
8月1日より社名を株式会社フジタ精米人に改め、本格的な米総合ビジネス企業に革新。
- 1995
- -食糧事務所より検査場の指定をうけ、
山田錦をはじめ計画外米の検査を開始する。
- 1997
- -クボタのリフレ加工ラインを設置し、
無洗米の販売を開始する。
- 1998
- -卸売業登録を申請し、主食米販売を強化する。
- 2001
- -本社事務所を拡張し、
品質管理室の充実と接客室を増設する。
(株)サタケのNTWPを設置し、
TWR無洗米販売を本格的に始動する。
民間検査資格を取得し、平成13年産米より検査を開始する。
- 2002
- -9月2日にISO9001(2000年版)の
認証を取得する。有機JAS資格業者として認定を取得する。
- 2004
- -学校給食用のパンの原料となる山田錦の米粉の製粉を開始する。
- 2006
- -地産地消の流れの中で小野市と
JA兵庫みらい農協とのコラボレーションで、
麺特製の強い「ふくほの香」という国産小麦の育成に精麦、製粉での深いかかわりがスタートする。
2008~2018安定期
- 2008
- -創業60周年を迎え、記念事業の一環で小野市内小中、特別支援学校全13校にプロジェクタを寄贈する。
- 2010
- -農業用水を挟んでの隣接地2,000坪を取得し、300坪最大5,000トン収容の低温倉庫と大型トラックの待機場所を確保する。
- 2013
- -精米人フィロソフィーを作成し、
全従業員が日々仕事に対する考え方のレベルアップに活用する。
- 2015
- -小野市のふるさと納税にて地元産米の出品を開始する。
- 2016
- -4月 ISO9001(2015年版)への移行が完了する。
6月 創業70周年を迎え、記念事業の一環で小野市内小中、特別支援学校全13校に電子黒板機能付きプロジェクタを寄贈する。
創業70周年を記念して、地元兵庫の姫路レザー製のオリジナルマウスパッドを製作しました。姫路レザーは、自然由来のものだけで天日に晒して仕上げる白なめし革という製法で、100年以上の歴史のある技法です。実りの金色色に米粒をデザインし、「来す 舞す パッド(ライス マウス パッド)」と名付けました。
当社HPのリニューアルは多少行われておりますが、会社概要に関してはここ最近全く更新されておりませんでした。そこでこの70周年を機に、既存の概念に囚われることなく、本年度のスローガンのように大胆にリニューアル致しました。各取引先様には既に配布させていただいております。社名にもある「人」に着目してデザインしました。
さいごに
大きな半分の区切りの創業50周年、人間でいう還暦の創業60周年までは、「やれやれここまで辿り着けた」という「安堵」の区切りでしたが、創業70周年は、これから創業100周年目指して頑張っていくぞ、との「決意」の区切りの年に捉えました。
したがって、企業理念に掲げています事業の目的・意義を通じて社会に貢献するだけではなく、会社が立地する地域社会に恩返しをし、さらに役立つ企業として成長していく事の決意表明になるように記念事業を位置づけました。